巨大な神々の指紋、ユカタン半島に栄華を極めたマヤ後古典期の古代都市【チチェン・イツァー】
ユカタン半島のメリダとカンクンの中間点に位置する「チチェン・イツァー遺跡」はそのアクセスの便利さ(カンクンから200㎞)、遺跡の保存、修復状況の良さから数あるマヤ遺跡の中でも圧倒的な人気を誇っている。 広大な遺跡は「旧チチェン」と「新チチェン」に分かれ、新チチェンには、この遺跡のシンボル「エル カスティージョ/高さ24M」(別名/ククルカンのピラミッド)がある。
9段の階層からなり、4面に各91段の急な階段が配されていて、最上段には真四角な神殿がある。ピラミッドの階段は、4面の91段を合計すると364段で、最上段の神殿の1段を足すと、丁度365段である。また1面の階層9段は階段で分断されているので合計18段となり、これらはマヤ暦の1年(18ヶ月365日)を表す。このことから「暦のピラミッド」とも呼ばれる。
北面の階段の最下段にククルカン(マヤの蛇の神)の頭部の彫刻があり、春分の日・エル カスティージョは、春分の日と秋分の日に北面の階段にククルカンの影が頂上から地上の「蛇頭」まで繋がり、ゆらゆらと動く天文学の天才・古代マヤ人設計の
「自然スペクタクルショー、ククルカンの降臨」が見られる。
メソアメリカ最大の
『球戯場』(166mX68m)では硬いゴムのボールを使った古代サッカーが行われ、勝利チームのキャプテンの首が神に捧げられた。
北の端にある
『いけにえの泉』(直径60m)は1885年アメリカ領事の潜水調査により、泉の底から多数の黄金や翡翠の装飾具、人骨が見つかり、かって生贄を泉に投げ込んだ「伝承」が裏付けられた。
『戦士の神殿』の上には生贄の心臓をおいた「チャック・モール像」が有り、その頭だけ黄泉の国の西方向を見ている。(現在立ち入り禁止)
【チチェン・イツァー遺跡世界遺産登録の詳細】
「 国 」 メキシコ合衆国 「登録年」1988年
「面積」 5k㎡
「分類」 古代都市遺跡
「建造時期」 7~13世紀前半
★カンクン情報
キンタナ・ロー州の北東に位置するCancúnカンクンは、壮大な自然のお陰でメキシコでも主要の観光地である。白い砂の浜と蒼緑の海、カラフルな魚とサンゴ礁に溢れ観光客を驚嘆させる。1974年に計画されたメキシコで最初の総合的センターである。ホテルゾーンとして知られる場所ではショッピングモールやエンターテイメントセンターなど訪れる人達の好みやニーズを満足させる場所が沢山あり、静かな海に囲まれた遺跡や町の中心地とホテルゾーンを繋ぐククルカン大通りを散歩するのも悪くないだろう。
※写真・情報提供 ㈱メキシコ観光
お薦めホテル
THE ROYAL IN CANCUN
ヨーロピアンスタイルのグルメコーヒーが自慢の「ROYAL
COFFEE HOUSE」ではバラエティに富んだ、とても美味しいペイストリーやデザート、アイスクリームとともにプレミアムエスプレッソやカプチーノが楽しめる。 スペイン風のタパスレストラン、 現代的なアジア折衷料理、メキシカンフレンチの高級折衷料理などもお薦めだ。
( 情報提供:GTA )
お薦めエアライン
デルタ航空
デルタ航空のビジネスクラスでは、より多くのフライトで180º
のリクライニング角で完全にリラックスできるくフルフラットベッドシートをご利用いただけるよう配備を進めており、2013年夏までに太平洋路線の95%に導入予定です。
どの席からも通路に出られる座席配置、プライパシーの向上に加え、フルサイズの枕とキルトの羽毛掛け布団も用意されています。お食事は著名シェフ・ミシェル・バーンシュタインの監修メニュー和洋計5種類からのチョイス出来ます。また、マスターソムリエ・アンドレア・ロビンソンによる厳選されたワインも好評です。
(使用機材によってシートの仕様は上記写真と異なる場合がございます。)