神戸市立アイセンター病院

■神戸アイセンター病院、開院

 

12月1日、神戸医療センター中央市民病院眼科は、神戸市の外郭団体が運営する先端医療センター病院眼科と統合し、「神戸市立神戸アイセンター病院」を開院した。開院に伴い、神戸市立医療センター中央市民病院眼科部長兼アイセンター病院整備室長の栗本康夫氏が院長に就任した。

 同病院においては、中央市民病院の眼科と旧・先端医療センター病院の眼科機能を集約・拡充し、眼疾患に関し、白内障など標準医療から緑内障、黄斑・網膜循環、網膜変性、糖尿病網膜症、神経眼科、角膜、ロービジョンなどさまざまな専門外来や高機能眼内レンズなど最先端の高度眼科医療を提供していく。

地域医療機関との連携・協力体制を推進し、隣接する中央市民病院と医療機能面での役割分担の明確化を進めながら、引き続き、全身疾患を持った眼科患者への眼科医療を提供するが、神戸アイセンター病院で救急対応は行わない。中央市民病院の救急医と神戸アイセンター病院の眼科医が中央市民病院で救急対応を行っていく。

さらには同じ神戸アイセンターに入居する理化学研究所との連携により、iPS細胞を用いた臨床研究を始め、眼疾患に関する臨床研究及び治験推進の臨床基盤としての役割を果たしていくとともに、ビジョンパークを運営する公益社団法人NEXT VISIONと緊密に連携を行うことにより、治療後も視覚障害が残る患者へのリハビリテーションや社会復帰を支援し、眼科領域におけるワンストップセンターとしての役割を果たしていくという。

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写真・図版は神戸市民病院機構「神戸市立神戸アイセンター病院」プレスリリースより引用

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施設概要

・所在地 神戸市中央区港島南町2-1-8

・診療科目 眼科

・病床数 30床

・施設 敷地面積約2000㎡ 延床面積約8800㎡ 建物構造 鉄骨造地上7階建